ブログ赤坂店

2019.10.3

「ひやおろし」は今が旬の贅沢な日本酒

「ひやおろし」は、秋の到来を告げる今が旬の日本酒です。製造する工程が一般的な日本酒と異なることによって、ひやおろしならではのまろやかな味わいを堪能することができるのです。

本日は、「ひやおろし」についてお話させていただきたいと思います。

「ひやおろし」とは

ひやおろし
一般的な日本酒は製造する過程で火入れを二度行うのに対して、ひやおろしは火入れを春に一度しか行わず、ひと夏を越して秋にの見頃を迎える日本酒のことです。

通常日本酒を製造する際は、貯蔵する前に一度、出荷する前にもう一度「火入れ」と言う工程を行います。火入れとは、低温加熱殺菌のことで、微生物を殺菌して風味を保つために行われます。しかし、ひやおろしの場合は貯蔵する前に行われる火入れのみ行われ、出荷する前の火入れは行われません。江戸時代の頃から、二度目の加熱殺菌を行わず「冷や」のまま出荷されるこのお酒を「ひやおろし」と呼び、秋の到来を告げる日本酒として、現代でも親しまれているのです。

春先に一度火入れされた日本酒は、暑い夏の間は眠って過ごし、熟成が深まります。そして、涼しくなってくる秋になるとまろやかでなめからな口当たりに仕上がるのです。

二度目の火入れを行わない理由

ひやおろし
一般的な日本酒は、二度目の火入れを行ってから出荷されますが、なぜひやおろしは二度目の火入れを行わないのでしょうか?
その理由は、夏の間まろやかに熟成した日本酒の繊細な風味を火入れによって壊さないためなのです。二度目の火入れを行うことで、加熱殺菌されて保存性は高まりますが、その一方で、火入れとして加熱することによって、香りや味わいのバランスが崩れてしまうのです。
熟成されて最高の香りと味わいを持つ日本酒そのもののおいしさを味わえるのが、「ひやおろし」なのです。

涼しくなってくる秋に旬を迎えるひやおろしは、秋刀魚やキノコ料理などといった秋の味覚とも相性がぴったりです。また、ひやおろしと一口に言っても、9月、10月、11月と秋が深まるにつれてまろやかさが増してきますので、月を追って飲み比べてみるのもいいですね。ぜひ、機会があれば今が旬の「ひやおろし」を味わってみてはいかがでしょうか?

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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