ブログ八重洲店
春キャベツについて
木々もすっかり芽吹き、新緑の葉が茂る季節となりました。スーパーなどでこの頃目に付く旬の野菜に春キャベツというものがありますよね。春キャベツとはどんな食材かご存知ですか。
キャベツには春キャベツと冬キャベツがあり、それぞれ特徴があるので、それに合わせた調理の仕方をして、キャベツのおいしさを堪能していただければと思います。本日は、そんなキャベツについてご紹介します。
春キャベツと冬キャベツ
キャベツは産地や品種、栽培方法など様々で、大きさや形も多様にありますが、大きく分けると「春キャベツ」「冬キャベツ」に分けることができます。
春キャベツの特徴は、全体が丸く、内側は綺麗な黄緑色をしています。葉の巻きがきつくなく、みずみずしく柔らかいものが多いです。葉の特徴からサラダや漬物など火を通さずに食べることに適しています。火を通す場合もさっと炒めるだけで、十分美味しく食べることができます。冬に暖かい海洋性の気候で栽培されることが多く、神奈川県の三浦地域や千葉県の銚子地域などで栽培されています。
冬キャベツは、一般的にキャベツと言われて連想されるものです。
全体の形が楕円で、中が白っぽく、葉が詰まっています。持つとずっしりと重く、大きいものが多いです。葉は1枚1枚固めでしっかりとしていて、加熱しても煮崩れしないのでロールキャベツなどの煮物にも適しています。煮物の外にもお好み焼きや焼きそばなど様々な料理に使うことができます。冬キャベツは加熱すると甘みが増すので、加熱調理がおすすめです。もちろん葉自体に甘みがあるので生食でも美味しく召し上がることはできますよ。
キャベツの栄養
キャベツの主な栄養素は、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、カリウムです。
この中でもビタミンCの含有量は高く、外の葉を1枚食べればレモン1個食べたのと同等のビタミンCを摂ることができるそうです。ビタミンCは有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用が強く、キャベツは野菜の中でも上位の抗酸化力を持っているそうです。ちなみに、抗酸化作用の強い野菜にはブロッコリーやアスパラガスがあります。キャベツの抗酸化作用の強さはビタミンCのお陰だけでなく、辛み成分イソチオシアネートを含んでいることも理由となっているそうです。イソチオシアネートとは動脈硬化やがんの予防に効果があるとされる硫黄化合物の一種で、抗酸化作用が大いに期待されるものです。
また、キャベツに含まれるビタミンKは骨を丈夫にしたり、止血する作用があるそうです。他にもキャベツには消化・吸収を助けるミネラル分や食物繊維などが含まれており、栄養満点です。またキャベツはウィルスの侵入を防ぐので風邪の予防にも効果があると言われており、がん細胞の増殖を抑制してくれる効果があるとも言われています。アメリカではがん研究においてがん予防効果の高い食品として注目されているそうです。
春キャベツを使った料理例
春キャベツはサラダにすると良いというお話をしましたので、本日は春キャベツとジャガイモのサラダをご紹介します。用意する食材はキャベツ、じゃがいも、ロースハムです。キャベツは手でちぎり、ざるに入れて熱湯をさっとかけます。手でちぎることで繊維を傷めず、熱湯をかけることで食べやすくなります。熱いうちに軽く塩を振り、少しおいて水気を絞ります。じゃがいもは一口大に切って茹で、しっかり冷ましておいてください。ロースハムは短冊切りにします。粒マスタード小さじ2、酢小さじ1、塩小さじ1/3、マヨネーズ大さじ3、こしょう少々をよく混ぜ合わせておきます。その中に、キャベツとじゃがいもとロースハムを加えて、ドレッシングが絡むように軽く混ぜます。マスタードがアクセントになって、とてもおいしいです。
手軽に作れると思いますので是非挑戦してみてくださいね。
当店ではすき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ様々な旬の食材を使った料理をご酔いしております。是非当店自慢のおもてなしでくつろぎのひと時をお過ごしください。
皆様のご来店心よりお待ちしております。