ブログ西麻布店

2019.4.27

加賀太胡瓜(かがふときゅうり)は加賀伝統野菜

加賀太胡瓜(かがふときゅうり)を、みなさんご存知でしょうか?加賀太胡瓜とは、石川県の加賀伝統野菜の一つで、一般的なキュウリよりも太くて丸みのある形が特徴です。

本日は、加賀太胡瓜についてお話させていただきたいと思います。

加賀太胡瓜(かがふときゅうり)について

加賀太胡瓜

冒頭でご紹介した通り、加賀太胡瓜とは石川県の加賀伝統野菜の一つとして知られ、太くて丸みのある形が特徴です。その直径は6㎝~7㎝ほどもあり、1本当たり600g~700gと、ずっしりとした重さがあります。果肉の部分が厚いために一般的なキュウリよりも食べ応えがあり、食感や歯ざわりが人気の理由です。

加賀太胡瓜は、主にハウスや温室で栽培されていて、4月~11月の時期に収穫されています。

加賀太胡瓜の歴史

加賀太胡瓜の栽培が始まったのは昭和11年のことで、金沢市久安町の篤農家米林利雄氏が東北の短太系きゅうりの種子を譲り受けたことがきっかけだとされています。この当時の短太系きゅうりは、現在での一般的なキュウリとは異なり、どちらかと言うとウリに近いものだったそうです。その後、金沢で古くから栽培されてきた品種のキュウリとの自然交雑により、長い年月をかけて誕生させたのが加賀太胡瓜なのです。
現在では、生産地である金沢をはじめとして、東京市場や京阪神市場にも出荷されているそうです。

加賀太胡瓜を使ったお料理

加賀太胡瓜
加賀太胡瓜は、果肉部分がとても厚いため、一本で十分な食べ応えがあります。
種の部分ももちろん食べることができますが、通常は皮を剥いて種の部分も包丁で切り取り、果肉の部分だけを使用します。

今回は、加賀太胡瓜を使ったお料理をいくつかご紹介したいと思います。

「加賀太胡瓜のあんかけ」
まず、外側の皮をむいて、2㎝程度の輪切りにします。
この際に、スプーンで中の種を取ると、食感がより良くなります。
ひき肉と料理酒を鍋にいれて火にかけます。
ひき肉の色が変わり、火が通ったら水を加えましょう。
煮立ったら、先ほど輪切りにしたキュウリと、調味料(酒・醤油・砂糖・みりん)を加えて、そのまま柔らかかうなるまで煮込みます。
火をいったん止めて、水溶き片栗粉を加えたら出来上がりです。

「加賀太胡瓜の酢の物」
まず、キュウリの皮をむきます。
縦半分に切り、中の種を取り除いたら、短冊切りにしましょう。
薄い塩水にしばらくつけておき、水気を切ったら三杯酢であえて完成です。

見た目にもインパクトのある加賀太胡瓜は、食べ応えも抜群です。
みなさんもぜひ、金沢を代表する「加賀太胡瓜」を味わってみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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