ブログ銀座三丁目店
冬瓜はご存知でしょうか
冬瓜についてあまり詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?我が家ではよくお味噌汁や、豚ひき肉と煮てとろみをつけた料理が登場していたので、冬瓜はおふくろの味のひとつといえます。つるっとのどごしがよく独特の甘みと風味がありますよね。本日はそんな冬瓜についてお話しさせていただきます。
冬瓜とは
冬瓜はウリ科ウリ属の野菜です。大きさは大小様々で、大きいものだと10kgを越えるものもあるそうです。
「冬瓜」と聞くと冬に収穫されるイメージがありますが、実際は夏に穫れます。よって旬は6月~9月頃まで。しかし夏に収穫したものでも冬まで持つということから「冬瓜」という名前がついたそうです。寒くなってからでも流通はされているようですが、薄味でさっぱりした食感の冬瓜は夏に味わいたい食材ですね。
現在主流になっている品種は、
・表面に艶があり縦長の「琉球冬瓜系」
・表面に白い粉を吹いたような見た目で丸型の「大丸冬瓜」
があります。
かんぴょうの原料となる「ゆうがお」や「しろ瓜」なども仲間となります。
完熟の冬瓜は、果皮の表面が真っ白になるくらい粉をふきますが、近頃は全く粉をふかない品種も作られていて、スーパーなどではそういった物が多く目に付くようになりました。
主な産地は沖縄県、次いで愛知県、岡山県となっています。関東よりも南の地域で作られているとういうことですね。
おいしい冬瓜の選び方と調理法
・選び方
完熟でおいしい冬瓜は表面に白く粉が吹いたようになります。これがおいしい冬瓜の目安ですが、全く粉を吹かず濃い緑色でつやつやの物も売られているので、その場合は、表面に傷や傷みが無く、濃く鮮やかな緑色をしていて、重いものを選びましょう。
また、カットされているものは、みずみずしく真っ白で種の部分までぎっしりと詰まっているものがよいです。種の周りがスカスカだったり、茶色っぽく変色しているものは避けた方がよいでしょう。
・保存方法
購入後は、風通しのよい冷暗所に置いて保存するだけで数カ月は持ちます。カットされたものは中心のワタの部分から傷みはじめるので、種とワタの部分を取り除いてラップで包み、野菜室に入れて保存してください。いづれにせよ早めに食べるようにしましょう。
・おいしい調理方法
まずは臭みやアクを取り除くために、種やワタを取って水から茹でます。冬瓜は下茹でしてから調理することが多いですが、このときに茹ですぎないように注意しましょう。
煮物にする際は、煮崩れしやすいので面取りをすることと火加減にも注意してください。
蒸し物、煮物、炒め物、スープなどでいただくことが多く、中国料理では中をくり抜きスープなどの器としても使われます。
冬瓜の栄養
・冬瓜は95%が水分でできていて、カリウムを多く含んでいます。これはナトリウム(塩分)を排泄する役割があるので、むくみ解消や高血圧予防に効果があります。
よって、のぼせや膀胱炎にも効果が期待できますが、逆に冷え性や頻尿また下痢の症状をお持ちの方は悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。
・100 gあたり16 kcalととても低カロリーなのでダイエットの味方です。
・肌の健康維持や風邪などへの抵抗力を高めるビタミンCを多く含んでいます。
いかがでしたでしょうか?一個まるまるの大きな冬瓜を見ると、どう調理したらよいのか分からなかったり保存に困ったりするかもしれませんが、ほとんどが水分でできていてのどごしがよく、案外するするとたくさん食べられるかと思います。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。