ブログ西麻布店

2018.6.27

蓮とレンコンについて

木々もすっかり芽吹き、新緑の葉が生い茂る季節となりました。緑を見ると心が安らぎますよね。

さて、本日は、蓮についてお話させていただきたいと思います。蓮と言えば皆様どのようなものを思い浮かべるでしょうか。夏の時期にピンクや白のきれいな花を咲かせます。また蓮の地下茎はレンコンとして食べられていますよね。レンコンの方が馴染みが深いかもしれません。それでは蓮の花やレンコンの特徴についてお話ししていきたいと思います。

 

蓮とは

蓮根

 

蓮はインドが原産の植物です。地面の中に根を張り、地上に茎が伸びていきます。そして、水面より葉っぱが顔を出します。その全長は1メートルほどにも成長するそうです。特徴的なのはやはり茎の中に空洞があり、そこを空気が通ることでしょうか。また、葉っぱは丸みを帯びており、撥水性があるため水玉が出来ます。

花が咲く時期は7月から8月です。ピンクや白のとてもきれいな花を咲かせます。そして蓮の花は早朝に咲き、お昼くらいには閉じてしまいます。

 

レンコンについて

 

蓮の地下茎は、蓮根として親しまれていますよね。

レンコンは茨城県、徳島県で多く栽培出されております。また、中国でも各地で生産されているそうです。中国での食べ方に、レンコンをすりつぶしてでんぷんを砂糖と一緒に熱湯と混ぜ合わせて飲むことをあるそうです。日本の出荷量は茨城県が全国一を誇っています。特に、土浦市、かすみがうら市などでの生産が盛んです。全国的な出荷量では土浦市が1位、徳島県の鳴門西が2位、愛知県愛西市、山口県岩国市がそれぞれ続いています。岩国市で栽培されているレンコンの特徴は穴の数が9つもあるそうです。通常のレンコンは穴の数の8つですよね。

レンコンは出荷される際に泥がついたままの状態で出荷されることが多いです。これはレンコンを太陽の光や空気から守り日持ちさせるために行っています。しかし現在では、中国からの輸入ものが多くなってきています。水煮状態のもので安く売られているレンコンは中国産のものがほとんどでしょう。

 

レンコンの調理法蓮根の煮物

 

それではレンコンの調理方法についてご紹介していきます。まず下ごしらえとして、皮をむき、水か酢水に入れます。これは色が黒くならないように色止めをするために行います。特にサラダなどの彩りを重視した料理に使う際には、酢水を使った方が良いと言われています。この色止めを行うことにより、食感も異なってきます。色止めを行ったものはシャキシャキとした食感になります。反対に色止めを行わなかったものはモチモチの食感となります。このような下準備を済ませたものが、適当の大きさに切られ冷凍状態や水につけられた状態で販売されています。

料理例をご紹介します。

 

レンコンの煮物

煮物に使う際にはレンコンは厚めの輪切りにして使います。シャキシャキの食感となめらかな舌触りを堪能できます。一緒ににつけるものとして、今部屋干し椎茸など乾物との相性が良いとされています。

 

酢レンコン

酢レンコンは、ちらし寿司のネタとしてお馴染みかと思います。レンコンを軽く茹で、薄く輪切りにします。その後に甘酢につけることで出来上がりです。

 

砂糖漬け

砂糖漬けを輪切りにしたレンコンを砂糖に浸けたものです。それぞれの地域でレシピの違いがある料理です。レンコンを茹でてからつける地域もあったり、揚げてからつける地域もあるそうです。

 

桜蓮根

桜レンコンは、赤色にレンコンを漬け込んだ後に輪切りにしたものです。花ちらしレンコンとも呼ばれます。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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