ブログ新橋店
そうめん南瓜(かぼちゃ)
「そうめん南瓜」という野菜をご存知ですか?
金糸瓜(きんしうり)という南瓜の一種で、果肉がそうめんの様に糸状にほぐれることから、そのように呼ばれています。
本日は、「そうめん南瓜」についてお話しをさせていただきたいと思います。
そうめんのような果肉の金糸瓜
金糸瓜(きんしうり)は、カボチャの中でもズッキーニなどと同じ部類の「ペポカボチャ」の一種です。
英語でも、スパゲッティ・スカッシュ(Spaghetti squash)=スパゲッティ瓜と呼ばれ、欧米では主菜の付け合わせ、パスタの代わりに食べられている食材だそうです。
日本では石川県能登の伝統野菜として登録されていますが、今では能登以外の地域でも生産されています。
金糸瓜、その見た目は瓜の形をしているのですが、一番の特徴は、茹でたり蒸すなど加熱すると果肉の繊維がそうめんのように糸状にほぐれるということです。
金糸瓜は、春に種をまき、7月〜8月にかけて収穫・出荷されます。保存性が非常に高いので、12月ごろまで美味しくいただけるようです。
また、収穫後すぐよりも、少し寝かせて追熟させてからのほうが果肉の繊維がほぐれやすくなります。
とはいえ、金糸瓜は夏におすすめのさっぱりいただける食材です。
食べ頃の旬としては暑い7月中旬から9月ではないでしょうか?
シャキシャキとした歯ざわりが楽しく、淡泊な味わいですので、椀物から、煮物、酢の物、和え物など何にでも使いやすい夏野菜です。
そうめん南瓜の調理法
そうめん南瓜の下処理(茹でて、ほぐす)について、料理長の動画でご案内をいたします。
想像するよりも簡単にできますので、ぜひ一度試してみてください。
1.包丁で南瓜を輪切りにします
2.中の綿をスプーンでとります
3.沸騰したお湯で10~15分湯がきます
4.冷水で粗熱をとります
5.手でそうめんのようにほぐします
6.冷水で冷やして閉めます
7.水気を切って出来上がりです
【プロが教える】そうめん南瓜の下処理・下ごしらえ~京都 瓢斗 料理長の簡単 本格和食レシピ~
冷たく冷やした下処理をした金糸瓜は、酢の物や和え物、おひたし、サラダにすると美味しいですよ。
その名前の通り、金糸瓜そうめんとして、麺に見立てめんつゆにつけて食べるのもおすすめです。
また、そうめんとあわせて盛るとと黄色と白のコントラストが楽しい一品になります。