ブログ京橋店
蕎麦粉の割合
みなさま、お蕎麦の割合の違いをご存知でしょうか?割合が違うと味わいも変わり、実はとても繊細で奥深い世界。
本日は「蕎麦の割合」についてお話しをさせていただきたいと思います。
蕎麦の割合について
お蕎麦屋さんに行くとよく耳にするのが”十割蕎麦(じゅうわりそば・とわりそば)”や”二八蕎麦(にはちそば)”という言葉。これはどういう意味なのかご存知でしょうか?
これは蕎麦粉の割合のことであり、十割蕎麦は蕎麦粉が100%で打たれた蕎麦のこと、二八蕎麦は蕎麦粉が80%で打たれた蕎麦のことです。
一般的に蕎麦を作る時には”つなぎ(小麦粉)”を加えて、小麦粉に含まれているグルテンが”つなぎ”の役目をします。基本的に蕎麦にはつながる成分が含まれていないため粉どうしをつなげるにはグルテンなどのつなぎ成分が必要となり、蕎麦に小麦粉を入れることが主流となっています。
この”つなぎ”がどれだけ入っているのかが蕎麦の割合を意味しているため、つなぎが0だと十割蕎麦、つなぎが2割だと二八蕎麦と呼ばれます。
他にもこんな割合があります。
”外1(そといち)”は蕎麦粉10割に対して1割の小麦粉を合わせた蕎麦。”同割(どうわり)”は蕎麦粉5割と小麦粉5割を合わせた蕎麦。
割合による味わいの違い
よく耳にする十割蕎麦と二八蕎麦の味わいの違いについてお話しをしたいと思います。
十割蕎麦は蕎麦粉が10割というだけあって香りや味がしっかりと味わうことができ、麺がボソボソとしているので切れやすいという特徴をもっています。二八蕎麦は一般的に小麦粉が入っているため色が白っぽく、ツルツルとして喉ごしがよいという特徴をもっています。
しかしこれは蕎麦粉の割合だけでなく使われている蕎麦粉の粒子や職人さんの作り手などにも関係してくるので、お蕎麦屋さんによって味わいが異なるということはよくあることです。
蕎麦粉が10割に対し小麦粉を1割合わせただけでも蕎麦の食感が違ってくるので、蕎麦の割合はとても奥深いものだと言えますね。
暖かくなってくると冷たいざる蕎麦が美味しい季節です。是非、自分好みのお蕎麦を見つけてみてはいかがでしょうか?
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。