ブログ赤坂店
お祝い料理「尾頭付き」
”尾頭付き(おかしらつき)”とは尾と頭が付いたままの魚のこと指し、日本では古くからお祝い料理の定番として親しまれてきました。
本日は「尾頭付き」についてお話しをさせていただきたいと思います。
尾頭付きの由来
”尾頭付き”はお祝い料理の定番となっていますが、みなさま”尾頭付き”の由来をご存知でしょうか?
古くから神様へのお供物には、切り分けることなく尾から頭まで揃った姿が良いとされ最初から最後まで全うする長寿の願いが込められています。
こうして古くから尾頭付きは縁起が良いとされ、現在もお正月や結婚式・お食い始めなどの際にお祝い料理として親しまれています。
また、漢字で書くと尾と頭がついたままの魚を意味するため”尾頭付き”となるのですが、平仮名で”おかしら付き”と書くこともあり”御頭付き”ではないので注意が必要です。
鯛がめでたいとされる理由
尾頭付きで特に人気のある魚といえば「鯛」。もともと鯛は長生きすることから”めでたい食材”とされており古くから祝いの席に欠かせないものでした。また体の色や味、栄養価が高いことから縁起物食材として扱われ、鯛の体の色は鮮やかな赤色をしており邪気を祓う色として神様への献魚としても用いられていました。
お食い始めの料理で鯛を用いる理由は赤ちゃんに”一生健康で過ごせるように”という願いが込められているためであり、江戸時代にはすでに縁起物食材として高級魚とされていたといいます。
また、大きな鯛では40年以上生きる場合もあると言われており、七福神の一人である恵比寿様は右手に釣り竿、左手に鯛を抱えていることで知られています。
是非、結婚式やお食い始めなどハレの日のご馳走に「尾頭付き」を用いてお祝いをしてみてはいかがでしょうか。
当店は江戸三代祭の一つとして知られる日枝神社からすぐの位置にあり、お祝いの膳をご用意しております。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。