ブログ赤坂店
春の山菜「蕨」
春の山菜の一つである「蕨」は春〜初夏にかけて収穫されます。山菜の中でも長期間の収穫が可能で遅く芽吹いたものは7月頃まで採ることができます。ほのかな苦味や食感を味わうことができ、春の味覚が楽しめる山菜です。
本日は、春の山菜「蕨」についてお話しさせていただきたいと思います。
蕨について
「蕨」は3月中旬〜6月初旬にかけてが旬となっています。日本全国に自生しており、日当たりが良くひらけた場所に生えることが多く広範囲に生えていることが特徴的です。
栄養価は食物繊維・ビタミンE・葉酸・カリウムが含まれており、お浸しや炊き込みご飯などにして、ほのかな苦味と食感を楽しむことができます。また、根に多く含む澱粉はワラビ粉に加工し、ワラビ餅の原料にも使われています。
「蕨」には毒性があるため、生のままでは食べることができません。そのため灰汁抜きをすることが必要です。また、食べ過ぎないように注意が必要なのです。
正しい下処理(灰汁抜き)をすれば、安心して美味しく味わうことができます。
灰汁抜き方法
山菜の中でも「蕨」は灰汁が強いのでしっかりと灰汁抜きをしてから調理しましょう。収穫してから時間が経過すると硬くなってしまうので、収穫したその日のうちに灰汁抜きをすることが望ましいです。
◆蕨を水洗いし、沸騰したお湯に重曹(小さじ1)を加え、蕨が全て浸かるように鍋に入れます。火を止めて約10時間〜15時間(一晩ほど)放置しましょう。流水で水洗いをしたら完成です。
稀に下処理をされたものが売られていることもあるので、こちらを選ぶと手軽に調理をして食べることができます。
蕨の保存方法
保存方法は4つあります。
1、灰汁抜きした蕨を水に浸したまま冷蔵庫で保存します。この方法で約2〜3日の保存可能で、水は毎日入れ替えることが必要です。
2、干して乾燥させて保存します。天日干しなどをして、しっかりと乾燥させたものは約1年間の保存が可能です。
3、塩・味噌・麹に漬けて保存します。約1ヶ月の保存が可能です。
4、水気を切り、ジップロックで冷凍保存します。約1ヶ月の保存が可能です。
お浸しや煮物、炊き込みご飯、天ぷらなどお好きなお料理で春の味覚「蕨」を味わってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。