ブログ京橋店
秋ナスの季節がやってまいりました
秋ナスと、一般的な夏野菜のナスとの違いを、みなさんご存知でしょうか?一見すると同じナスのようにも思えますが、実は秋ナスには夏の茄子よりもうまみ成分が多く含まれているなどといった違いがあります。
今回は、秋ナスについてお話させていただきたいと思います。
一般的なナスについて
みなさま良くご存知かと思いますが、改めて一般的なナスについてお話させていただきたいと思います。
ナスは、主成分の93%は水分と糖質であり、他の野菜と比較すると栄養価はあまり高くはありません。夏野菜として代表的なトマトとの成分と栄養価を比べても、脂質やタンパク質、ビタミン類、ミネラルなどの量は少ないと言えます。
しかし、ナスが含んでいる食物繊維の量は、100g中に3.4gと、比較的多く含まれていることがわかります。さらに、ナスの「ナスニン」には活性酸素の発生を抑制する「抗酸化作用」があるため、がんの予防に効果的だとされています。
また、ナスには「コリン」という機能性成分が含まれていて、血圧やコレステロールを下げたり、動脈硬化の予防や胃液の分泌の促進、肝臓の働きを良くするなどの効果があると言われているのです。
さらに、ナスに含まれてる「プロテアーゼインヒビター」という成分は、口内炎や胃炎、肝炎、関節炎などの痛みを抑えてそれらの症状を改善する働きがあります。
様々なお料理に使用することができるナスは、焼いたり、煮たり、揚げたりするなど、あらゆる方法で調理することができるのです。同時に、ナスは淡白な風味であることから他の食材とも合せやすく、油との相性も良い食材です。油の吸収に優れているナスは、野菜炒めなどで油を吸わせたくないという場合には、油を入れる前にナスを少量の水で軽く煮るように炒めておくと、油を吸いにくくなります。
ナスの皮も薄く柔らかいため、剥かずに皮付きのままで調理されることが多いですよね。
秋ナス
ナスは夏野菜というイメージが強いかもしれませんが、実は夏に一度収穫されたあと、秋に再び実らせ、これを秋ナスと言います。
暑さが過酷である夏は、花粉をうまく作ることができず着果の確率は6割程度しかなく、無事にナスの実がなってもエネルギーの大半を呼吸に消費するため、養分が果実にあまり回らないと言われています。そのため、暑さの落ち着つく秋に実ナスは、アミノ酸や糖といったうまみ成分が夏のナスよりも豊富なのです。
秋ナスは、味や風味がいいだけでなく美容的にもとっても良い効果を期待できる野菜です。
ナスの紫色の色素である、「ナスニン」には抗酸化作用があるため、肌バリアをつくるのに効果的な成分だとされています。また、ナスは水分を多く含んでいるので、便秘の改善にも効果的だとされているのです。
秋ナスを使ったレシピ
それでは、ここからは秋ナスを使ったみそ炒めの作り方をご紹介していきたいと思います。
まず、茄子を乱切りして水にさらします。
その間に、調味料の味噌、砂糖、酒、みりんをよく混ぜておきましょう。
フライパンに油を引き、茄子がしんなりとするまで炒めてください。
そこへ、合わせ混ぜた調味料を加えて、弱火で水気が飛ぶまで炒めます。
火を止めて、すり胡麻を加えよく混ぜたら、完成です。
簡単に作ることが出来ますし、大人からお子様まで好んで食べることが出来る料理かと思います。
おいしい秋ナスのうまみを最大限生かすことが出来そうです。
是非、得意料理の一つに加えていただけたらと思います。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。