ブログ新橋店
子持ち昆布について
みなさま、子持ち昆布に付いている卵は何の卵かご存知ですか?
実は、あの「数の子」と同じ卵なのです。
よくお正月のおせちに入っていたりしますが、そういったおめでたい席のお料理でお見かけすることが多いかと思います。
プチプチとした食感がやみつきになりますよね。
本日は「子持ち昆布」について詳しくお話しさせていただきたいと思います。
子持ち昆布の正体とは?
子持ち昆布は数の子と同じニシンの卵で、ニシンが昆布に卵を産み付け、卵が付着した昆布を漁獲し塩漬けにしたものです。
卵は強い粘り気があり、孵化するまで昆布に付着しています。
天然の子持ち昆布は、必ずしもニシンが昆布に卵を産み付けるわけではないので漁獲できる数は少なく、いけすにニシンを放し昆布をたらして付着させる方法で漁獲しているものが多いです。
なので、天然の子持ち昆布は珍しいとされています。
卵が沢山ついていることから、おめでたい食べ物としてお正月のおせち料理に取り入れることがあります。昆布も縁起物としておめでたい席に使われるので、お正月料理や結婚式などの贈り物に喜ばれる食材です。
子持ち昆布の味わい方
子持ち昆布は普段なかなか食卓に出る機会は少ないかと思いますが、お祝い行事の一品としてでなく実は様々な味わい方があります。
子持ち昆布は塩漬けされているので、濃いめの味付けとなっています。お好みで塩抜きをしてから召し上がっていただくといいかと思います。
塩抜きの仕方は、水に数時間浸しておきます。(時間は、味見をしながらお好みで調節しましょう)
水に浸しすぎてしまうと苦味が出てしまいますので注意が必要です。
子持ち昆布は、炒め物やサラダの具材など様々なレシピに取り入れることができます。
水に浸した子持ち昆布はよく出汁が出るので、これを活用して、出汁・白だし・醤油・塩少々で煮立たせると「子持ち昆布煮」ができます。最後に鰹節を乗せて召し上がってください。
出汁がよく効いて冷めても美味しく召し上がれます。
また、水で溶いた小麦粉・パン粉を付けて揚げ物にしても有りです。パン粉はさらに細かく砕いたものを使うと、より美味しく仕上がります。
子持ち昆布が手に入った際は、是非アレンジを加えて味わってみてはいかがでしょう。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。