ブログ銀座店
桜鯛は春にぴったりのご馳走です
桜鯛とは真鯛のことで、真鯛の産卵期が3〜6月頃です。この時期の真鯛は綺麗な桜色をしていて、桜が咲く時期なので「桜鯛」と呼ばれています。
お祝いなどのお料理として桜鯛は縁起が良いので最適です。
また、産卵が終わり秋になると「モミジ鯛」と呼ばれ、季節によって呼び方が変わります。
本日は「桜鯛」についてお話しさせていただきます。
桜鯛について
桜鯛とは春に産卵期を迎える真鯛のことで、この時期の桜鯛はお腹に卵や白子が入っていることがあり、卵や白子に栄養を与えるため脂が少ないことがあります。脂が少ない桜鯛は、煮付けや蒸し焼きにすることに向いていますが、もちろんお刺身としても美味しく味わえます。
産卵を控えている桜鯛は、体が大きめで肉質があるのが特徴です。産卵や寒さに備えて栄養を蓄えているため、栄養素もたっぷりとつまっています。
鯛といえば、縁起の良い魚としてお祝い事の席などに取り入れられますよね。桜鯛はちょうど春が旬なので、入学式などのお祝いやパーティーにぴったりの食材です。
桜鯛の産地
桜鯛は、日本各地で生息し水揚げされていますが、福岡県や長崎県などの西日本での漁獲が多い傾向があります。
平成29年のデータでは、長崎県・福岡県・島根県が漁獲量の上位にあがっています。
鯛は通常、中低層で生息していますが春に産卵期を迎える桜鯛は、浅瀬に浮上したところを漁獲されています。
また、天然物は年間約15.000トンに対し、養殖での収穫は年間約60.000トンなので比較すると一目瞭然で天然物の桜鯛の漁獲量は少なく貴重とされます。
天然物の値段は1kg約5.000円代のものが多く、養殖で収穫されたものは天然物よりリーズナブルに購入することができます。
桜鯛のお祝いレシピ
桜鯛を使ったお祝いの時に使えるレシピをご紹介します。
◆桜鯛の鯛めし
丸ごと一尾使ってフライパンで出来る鯛めしです。
しっとりとした身と、香ばしい香りがたまらない一品です。
1、お米を洗い、水に30分程浸しておきます。その間に桜鯛は塩を振ってグリルで焼きます。
2、お米と、薄切りにした筍をフライパンに散らすように入れ、白だし(大さじ1)、水(500CC)、塩(少々)を加え、昆布を真ん中に置いて、グリルで焼いた桜鯛を乗せます。
3、蓋をして沸騰するまで強火にかけます。沸騰したら弱火に切り替え15分火にかけます。
4、火を止めてさらに15分蒸して完成です。身をほぐして召し上がってください。
塩漬けした桜を散らすと華やかな仕上がりになり、より春らしい一品になります。お好みで飾り付をしてみてください。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。