ブログ八重洲店
高級食材であるアワビのご紹介
晩秋のころ、皆様におかれましてはますますご健勝のことと存じます。さて本日はアワビについてお話しさせていただきたいと思います。アワビといえば高級食材として広く知られていますよね。また、栄養面においても群を抜いており重宝されています。それでは詳しくみていきましょう。
アワビの特徴
アワビは皆様ご存知の通り高級食材として有名です。主に刺身や酒蒸し、ステーキなどにして調理されます。また、水揚げされる地域では活きの良いまま磯焼きにして食べることもあり絶品だと聞いています。アワビの肝も珍味として食べることもあるそうですね。また、面白い料理としてアワビのとろろ汁というものがあります。これは塩で硬く閉めたアワビをおろし金ですりおろし、とろろと合わせたものです。
アワビは冬に産卵期を迎えます。産卵が終わると身が肥えていく性質を持っているため旬が夏場になります。クロアワビやメガイアワビが特にこれに当てはまります。
アワビ全体としてみても旬は夏です。ほかの貝類は夏場が比較的美味しい季節ではないのでアワビは逆と言えますね。北海道や東北に生息しているエゾアワビに関しては冬に旬を迎えるそうです。
アワビの水揚げ量が多い場所としては房総半島や伊勢志摩、伊豆が有名です。特に白浜、千倉で取れたものが絶品であると言われており、高価で取引されています。
アワビの中でも最高級品とされているのがクロアワビです。生息地域は房総半島の南側の温かい水温を好み、約5メートルほどの水深にいることが多いです。また、岩礁の隙間や岩の下などが住処となっているようです。
水揚げ後も長く生きていることができるので昔は伊勢神宮への献上品として扱われていました。
アワビの栄養価
アワビは非常に多くの栄養価が含まれています。その栄養素はビタミンB1、B2、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛、グルタミン酸、コンドロイチンなどが豊富に含まれています。これらの他にも紹介しきれないほどのものが含まれており、アワビの栄養価の高さが伺えますよね。
生のままのアワビも十分栄養価が高いですが、干物にすることでカルシウムが4倍にも増えるそうです。ビタミンB1やB2は美肌効果が期待できます。その他、疲労回復や滋養強壮の効果もありお疲れの方や美肌を目指している方にはもってこいですね。
動脈硬化、高血圧などの予防にも効果的です。
コラーゲンも含まれていますのでアンチエイジング、美肌、肌荒れ、眼精疲労などにも効果が期待できます。その他、アルギニンやコンドロイチンも含まれていて、様々な若返り効果があると言われています。
アワビを使った料理
それでは続きまして、アワビを使った料理についてご紹介していきたいと思います。
まずはバター焼きです。作り方はアワビを軽く洗います。このときタワシなどを使うと汚れやぬめりが取れやすいです。殻の薄い方から身を剥がしていきます。ナイフなどで少し切ってから手で引き剥がすと楽かもしれません。肝も大切な食材ですから潰さないように注意しましょう。赤いところが口なので包丁で切り込みを入れ、取り除いてください。
表側に斜めに切り込みを入れ、バターと一緒に焼きます。火が通ったら醤油を加え、よく絡ませましょう。肝も同じ焼き方です。香ばしい香りとコリコリの歯ごたえが病みつきになってしまいそうですよね。
醤油とバターの量はお好みで調整してください。
本日は高級食材の代表とも言えるアワビのご紹介でした。刺身はもちろんバター焼きなどにしても美味しく召し上がることができますし、栄養満点の食材ですから機会がございましたらお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。