ブログ西麻布店

2017.9.16

蛸の特徴と食材としての利用

 

秋の夜長、虫の音が心地よい季節となりましたが、皆様お変わりございませんでしょうか。

本日は、蛸についてお話させていただきたいと思います。蛸と言えば皆様にお馴染みの海の幸ではありますが、その生態や栄養価など詳しくご存知の方は少ないのかなと思います。さらに蛸を美味しく召し上がっていただくために、それらの知識を身に着けてみてはいかがでしょうか。それでは蛸について詳しくご紹介していきます。

 

蛸の特徴

蛸

 

蛸は皆様ご存知の通り、軟体動物です。そして生息している場所は岩礁や砂地を住処にしています。蛸は海水でしか生きることはできず、淡水域で生息している種類は今のところ存在していません。蛸は非常に特徴的な見た目をしていますよね。頭のように見える細長い部分は実は胴体とされています。頭部は目や口がある、足の付け根にあたる部分だそうですね。

という事は、胴体から足が生えているわけではなく、頭から足が生えているという事になります。イカや蛸が頭足類と呼ばれている理由はここにあります。蛸は非常に柔軟な体をしていますよね。実際その体のほとんどは筋肉により構成されています。筋肉と言えば堅いイメージをお持ちになるかと思いますが蛸の場合は違うようです。蛸の体で固い部位と言えば嘴と脳を包む軟骨のみです。その他の部位は柔らかい為、狭い隙間や空間を自在に通り抜けることが可能になります。ですから、水族館などでは逃亡防止のための対策がほどこされているそうです。

また、蛸の重要な特徴として挙げられる点があります。それは無脊椎動物の中で一番賢い動物と言われるほど高度な知能を持っているとされていることです。

形を認識したり、問題を解いたりすることが出来るそうです。また、瓶に入っている餌を瓶のふたを開けることで食べることが出来るという事を学習し、実際に行動できます。そして、白い物体に興味を持つことが確認されています。

身を守るために地形の色や周りのものの色や形に体を変化させることができ、その色や形を

2年もの間記憶することが出来るそうです。

 

食材として

蛸

 

蛸は非常にヘルシーな食材になります。加えてたんぱく質が豊富な食材であり世界各地で消費され続けています。日本でも昔から愛されてきた食材ですよね。

蛸には様々な種類がありますが、日本で一般的なものと言えばマダコではないでしょうか。

加熱して調理されることが多く、熱を加えることで色が鮮やかな赤色にかわっていきます。様々な料理に使われ、刺身、すし、煮物、酢味噌和え、おでん、蛸飯などが代表的なものと言えます。

また、なんといってもたこ焼きに使われていますよね。

蛸を調理する際の下処理として、ぬめりを取るために塩もみをすることが多いです。夏場のものが特に味が良いとされています。

 

蛸の栄養価

 

蛸にはタウリンが多く含まれています。タウリンは肝臓の働きを助け、血中コレステロールを下げる働きがあります。これにより、動脈硬化の予防に効果が期待できます。

また、アスパラギン酸やグルタミン酸などのアミノ酸が多く含まれています。そしてタンパク質が多く含まれています。タンパク質は人間が毎日活動していくためにとても重要な働きを持っています。血液や筋肉のもとになるものだからです。これらがなければ人間は弱ってしまいますからね。

 

今回は蛸についてお話させていただきましたがいかがでしたでしょうか。何気なく食べている蛸について少しでも知識を増やしていただけたのなら幸いです。

非常にヘルシーかつ美味しい食材ですのでぜひ積極的にお召し上がりください。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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