ブログ京橋店
そうめんは夏に最適な麺類
そうめんは、つるっとしたのど越しが特徴で、暑くて食欲が落ちてしまう夏に特に好まれますよね。茹でたものをめんつゆでいただくのはもちろん、それを炒め物にしても、美味しくおただくことができます。
さて、本日はそうめんについてお話させていただきたいと思います。
そうめんとは
みなさんも良くご存知だと思いますが、今回は改めて「そうめん」についてお話させていただきます。
そうめんとは、小麦粉を原料としている日本や東アジア地域で主に食されている麺の一つです。
ほとんどの場合、乾麺として流通しているためスーパーなどでも通年入手することが可能ですが、茹でたものを冷やして食べることが多いため、清涼感を求めて夏の麺料理として多く食されています。
また、夏には竹でできた「とい」の上を流水と共に流したそうめんを、箸で捕まえてめんつゆに付けて食べる「流しそうめん」は、夏の風物詩としてもみなさんご存知かと思います。
ちなみに、「流しそうめん」に関する古い記録としては、天保年間に書かれた「鹿児島風流(ぶり)」という旅行記が挙げられます。
これによると、「夏は素麺流しとして、水上より素麺を流し、下にてすくい食う。石の上の酒宴、甚だ興あり。最も紅葉の名所なり。」と書かれているとのことです。
そうめんの食べ方
そうめんは、沸かしたお湯で茹でてから、氷水や流水で冷して、めんつゆにつけて食べるのが最もポピュラーですよね。
熱いつゆでいただく「にゅうめん」に対して冷やして食べるものを「冷やしそうめん」もしくは「冷やそうめん(ひやそうめん)」と呼ばれることもあります。
そうめんを茹でる際、水には塩を入れないのがコツです。同じ麺類であるパスタを茹でる際には塩を一つまみ加えますが、そうめんには塩分が含まれているため、茹でる際には塩を入れないのです。
また、そうめんをよりおいしく食べる方法としては、茹で上がったらできるだけよい水で洗い、手油を避ける必要があるとされています。これは、そうめんは細いため、他の味が移りやすいからです。
冷やしそうめんは、日本の夏の代表的な麺類であるため、夏になるとスーパーなどにはさまざまな種類の「そうめんつゆ」と呼ばれる調味済みのめんつゆを目にしますよね。
この「そうめんつゆ」は醤油、出汁、みりんまたは砂糖などを合わせたもので、食べる前日に作るのがよいとされています。
そして、そうめんの付け合わせとして、煮込んだシイタケや茄子、錦糸卵、トマト、蒲鉾などが添えられる場合もあり、関西地方では冷やし中華のようにハムやキュウリなどを添えるのが一般的です。
加えて、刻み葱やおろし生姜、胡麻、ミョウガ、山椒、海苔、鰹節、大葉、おろし山葵などが薬味として多く用いられます。
なかなか食欲の出ない今の季節ですが、冷やしそうめんならツルっと召し上がれるのではないでしょうか。
是非そうめんをお召し上がりになり、この厳しい残暑を乗り越えていきましょう。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。