ブログ銀座店
とうもろこしパワー
酷暑の候、皆様如何おすごしでしょうか?
今回はとうもろこしにスポットを当てて行きたいと思います。
お祭りのシーズン屋台などでも良く見かけるとうもろこし、いったいどんなパワーが隠されているのでしょうか?
目次
・大腸がんの予防にとうもろこし
乾燥したとうもろこしは穀類に分類されるそうですが、生の未熟種子(いわゆるスイートコーン)はなんと!野菜として分類されるそうです。
野菜としては糖質が多く、高エネルギーであるため、糖尿病患者に対する栄養指導では、かぼちゃや蓮根とともに穀類や芋の仲間として扱われ「食べすぎに注意する食品」に分類されています。食物繊維が多く、便秘の改善や大腸がんなどの予防に効果を発揮する。ただし、表皮は消化が悪いので、胃腸の弱い人が食べ過ぎると下痢を起こすこともあるので、良く噛んで食べるようにしましょう。
・疲労回復に役に立つビタミンB1が豊富
ビタミン類ではB1が豊富だそうです。B1は糖類をエネルギーに変える時に働く大切なビタミンで、不足すると糖質を効率よく利用できないために疲れやすくなったり、度をこすと脚気を起こしたりもするそうです。穀類の胚芽部分など、糖質がたくさんある食品に存在していることが多いのはとても理にかなっています。穀類を漂白して胚芽部分を捨て去り、糖質だけにして食べる(小麦粉や白米がその例)とビタミンB1不足に陥ったりもします。※あまり精米したりは注意です。又ともろこしはリンを多く含んでいて、カルシウムとともに働いて骨を丈夫にする素晴らしい野菜なのです。
・どうやってこうもろこしは出荷されるの?
蕃種から2ヶ月(播種とは種まきのことです)くらいで雄花が咲き始め、花粉が飛び、穂先から出た絹糸に着床して実を結びます。雄穂は1本に2から3個でるらしいのですが、生産者によっては1本に1穂で拘って生している方もいらっしゃるそうです。
収穫適期は、穂先に絹糸が顔を出してから25日前後の3日間くらいが良いそうで、収穫が早すぎると水分が多くて肉質が柔らかすぎであったり、遅いと糖分が減り粒が固くなってしまうそうです。ようするに、とうもろこしも鮮度が命!ということで、「鍋を火にかけてから採りにいけ」なんて言う言葉まであるそうです。
というわけで、採れたとうもろこしは、すぐに農協配送センターに持って行き真空予冷で品温を1℃に下げその日の夕方には保冷車で出荷します。
このように大変な気遣いの上食卓やお料理屋さんに届くのです。
・とうもろこしの名前の由来とは?
とうもろこしの名は、唐(「舶米の」というほどの意味)から来たもろこし(きび)を意味するそうです。とうもろこしが渡来した当時、最も似ている植物がきびであったため、北海道や東北、北関東などでは、とうきび、西日本ではなんばんきびとも呼ばれています。
・とうもろこしの主な産地と旬は?
日本最大の生産地は千葉県!ほかにも北海道、群馬県、茨城県、山梨県、愛知県などが主な生産地です。外国では、アメリカ、オーストラリア、中国、ニュージーランド、台湾などから輸入していて、日本だけでの生産と別に諸外国から沢山のとうもろこしを輸入しているなんて、日本人にはなくてなならない食材だということが良くわかります。
・あとがき
今回はとうもろこしにスポットをあててみました。とうもろこしは、生を調理するだけでなく、乾燥させた物、粉状にしたもの、缶詰にした物など様々な形でお店に並んでいます。焼いたり、茹でたり、揚げたり、炒めたり、和えたり、本当に様々な用途があるので、楽しみながら自分だけの一番美味しいとうもろこしの食べ方を模索するのもとても面白いと思います!
次回もお楽しみに!
瓢喜銀座本店 松本