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「花茗荷」と「茗荷」の違い

「花茗荷」と「茗荷」の違いを、みなさまはご存知でしょうか?漢字で表記すると一見「同じものなのでは?」と思われるかもしれませんが、実はこれらは全く別の物なのです。

本日は、「花茗荷」と「茗荷」の違いについてお話させていただきたいと思います。

茗荷について

茗荷
茗荷は、みなさまもよくご存知の通り、さわやかな風味が特徴的な野菜です。主に薬味として使用され、日本では古くから親しまれてきました。実は、茗荷を食用として栽培しているのは日本だけで、他の国々では茗荷は食用としないのだそうです。

茗荷の生産地は、圧倒的に高知県が占めており、全国の茗荷の生産量の8割以上を占めています。次いで、秋田県、奈良県、群馬県と続いているのですが、生産地によって栽培方法が異なっています。高知県での茗荷の栽培はハウス栽培ですので通年出荷しているのに対して、秋田県や奈良県、群馬県では露地栽培で栽培されているため、それらの地域で栽培された茗荷は、旬の時期にしか出回らないのです。

茗荷は、その独特な風味が特徴ですが、その独特な香りには発汗や呼吸、血液の循環などの機能を促す効果があるとされています。また、茗荷は生理不順や更年期障害、生理痛などといった女性特有の悩みにも効果があると言われているのです。

花茗荷とは?

茗荷は、地面の下に茎を伸ばしながら広がって成長します。ちなみに、地表に出ている葉が付いたものは茎ではなく、「偽茎」と呼ばれているものなのです。そして、茗荷が土から顔を出す際の芽のようなものが花のつぼみのように見えるので、茗荷の事を「花茗荷」と呼ぶこともあります。

もう一つの花茗荷

花茗荷
茗荷の花のことを「花茗荷」と呼ぶこともありますが、その一方で全く別のものであるショウガ科の常緑多年草を指すこともあります。5月~6月頃に赤い斑点のある白い花をつける花茗荷は日陰を好み、関東よりも西の地域である山地に生えています。実は球形をしていて、秋が深まる頃に赤く熟すのが特徴です。この種子は「伊豆縮砂(いずしゅくしゃ)」と呼ばれ、健胃薬として使用されます。

「茗荷」と「花茗荷」、どちらも呼び名が似ていて紛らわしいものですが、それらが指してるものは明確に違うことがわかりますね。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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