ブログ京橋店

2017.6.25

アナゴを食べる

アナゴは、日本料理ではお馴染みの魚ですよね。食用として天ぷらや寿司で食べられることが多いですが、中には可愛らしい姿が人気で鑑賞用とされている種類のものも存在しています。

さて、本日はアナゴについてお話させていただきたいと思います。

アナゴとは

アナゴ
みなさんもよくご存知の通り、アナゴはウナギによく似た細長い体型をした海水魚です。
アナゴには、30以上の属と150以上の種類がありますが、それぞれの好みの環境や水深はその種類によって全く異なります。例えば、砂泥底い生息している種類の物もいれば、岩礁域や浅い海、深海に生息する首位などと、様々な環境に多種多様な種類が生息しているのです。

「アナゴ」と一言で言っても、「マアナゴ」、「ゴテンアナゴ」、「ギンアナゴ」、「チンアナゴ」など、非常に多くの種類がありますが、日本国内で「アナゴ」と言うと、砂泥底に生息していて、食用とされている「マアナゴ」を指すことがほとんどです。マアナゴの体型はウナギに似た細長い姿が特徴的ですが、見た目でのウナギとの大きな違いは、鱗がない点です。

アナゴの成魚の全長は、30cmほどのものから、中にはなんと全長が1mを超える大きなものまで種類によって大きさも異なります。あまり知られてかもしれませんが、アナゴは夜になると泳ぎだして獲物を探す夜行性であり、主に小魚や甲殻類、貝類、頭足類、ゴカイなどの小動物を捕食する肉食性でもあります。しかし、例外的にチンアナゴ類は、主にプランクトンを捕食しているそうです。

アナゴの種類

チンアナゴ

先ほども触れたように、アナゴには多くの種類が存在し、その特徴もさまざまです。
ここでは、観賞用として人気の「チンアナゴ」と、食用とされている「マアナゴ」についてご紹介したいと思います。

水族館の人気者でもある「チンアナゴ」は、浅い海の砂泥底に群れで穴を掘って生息していることで知られています。チンアナゴの特徴は、口が小さくて吻も短いのですが、大きな目を持っています。そして、体は細長く、体色は種類によって異なります。
ご存知の方も多いと思いますが、このチンアナゴは集団で巣穴から半身を出す姿が可愛らしいとされて、観賞魚として人気があります。

「マアナゴ」の全長は、オスで40 cm、メスはなんと90 cmほどの大きさです。体の色は褐色をしていて、側線上に白い点線が並んでいるのが特徴とされています。このマアナゴは、北海道より南から東シナ海まで広い地域に生息していて、主に浅い海の砂泥底に生息しています。日本では重要な食用魚とされていて、その多くは寿司や天ぷら、蒲焼きなどに料理されています。

 

食材としての利用

日本料理では、マアナゴはウナギと同様に開き、天ぷらや蒲焼をはじめとして、煮穴子や寿司などの料理で食べられていますよね。様々な料理で使用されることのあるアマゴですが、その中でも多くの人の目を引くのが、一本丸ごと揚げた天麩羅ではないでしょうか。丸ごと1本揚げたアナゴは、天丼や天ぷらそばなどに乗せると見栄えがすることから、これを名物としている店も多いものです。
江戸時代の頃から、アナゴは東京湾の羽田沖で捕れたものが本場物とされています。これは現在でも変わることなく、今でも東京湾はアナゴの主な漁場となっています。また、瀬戸内海で捕れたアナゴは、地元や関西地方で珍重されているそうです。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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