ブログ銀座三丁目店
菊花(きくか)の効能と日本との古くからの関り
菊花(きくか)とは、日本では漢方、中国で生薬として使用され、めまいや眼精疲労などに効果があると言われています。古くから薬用植物として栽培されてきた菊は、「菊酒」としても知られていますよね。
本日は、「菊花」についてお話させていただきたいと思います。
菊花(きくか)について
冒頭で触れたように、菊花は日本において漢方として、中国では生薬として使用されています。菊花は、食用の菊の花を乾燥させたもので、めまいや眼精疲労に加えて、解毒や消炎、鎮静作用、高血圧などといった症状に効果的だとされ、中国ではなんと2000年以上も前からすでに薬用として栽培されていたという記録があるのだそうです。
漢方では、「杞菊地黄丸(コギクジオウガン)」などに処方されたり、ブルーベリーやメグスリノキと一緒に配合されたサプリメントも販売されています。
菊花の利用方法
乾燥された菊花は、一般的なお茶と同様に煎じて飲みますが、甘みが欲しい場合は砂糖やはちみつを加えましょう。
菊花のみを煎じて飲むのが一般的ですが、緑茶やプーアル茶などといった他のお茶とブレンドするのもおすすめです。
ちなみに、乾燥されていない菊花は刺身などに添えられているのをよく目にしますよね。これは、生の菊の花が持つ殺菌や解毒の作用によるものです。
また、生の菊の花の絞り汁は、「あかぎれ」や「しもやけ」、「腫れ物」などにも効果があると言われています。それらのような患部に菊の花の絞り汁を塗布して使用しましょう。
古くからかかわりの深い菊の花
さまざまな利用方法を挙げることができる菊花は、古くから中国で栽培されていましたが、実は日本とも古くからの深い関わりがあるのです。
古くは鎌倉時代に、後鳥羽上皇が菊の花を好んでいたことから、皇室の紋とされたり、日本を象徴する花として用いられるようになりました。その後、武家や公家の家紋でも菊の花が用いられるようになり、現在でも50円玉硬貨やパスポートの表紙には菊の花がデザインされていますよね。
知れば知るほど奥が深い菊の花は、古くからさまざまな場面で利用されてきました。普段からパソコンやスマホなどで目を駆使している現代人にも、菊花の持つ効果は有効なのではないでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。